四字熟語 Level2 100語







1.
悪事千里

あくじせんり

悪いうわさはたちまちの間に広く知れ渡るということ。
2.
意気消沈

いきしょうちん

元気をなくし、しょんぼりすること。
3.
意気投合

いきとうごう

お互いの気持ちや考えがぴったり合うこと。
4.
意気揚々

いきようよう

得意で元気いっぱいなようす。
5.
一言一句

いちごんいっく

一つ一つの言葉のこと。
6.
一言半句

いちごんはんく

ほんのわずかの言葉。
7.
一日千秋

いちじつせんしゅう

一日が千年のように非常に長く感じられること。
8.
一網打尽

いちもうだじん

悪者を一度に全部捕えること。「一網」は「ひとうちの網」、「打尽」は「取り尽くす」の意。
9.
一目瞭然

いちもくりょうぜん

一目見ただけで全部がはっきりわかること。
10.
一喜一憂

いっきいちゆう

状況が変化するたびに喜んだり悲しんだりすること。
11.
一挙両得

いっきょりょうとく

一つのことをすることによって、二つの利益をおさめること。
12.
一刻千金

いっこくせんきん

わずかな時間が大きな価値を持っていること。
13.
一切合切

いっさいがっさい

何もかも。すべて。残らず。「合切」は「合財」とも書く。
14.
一触即発

いっしょくそくはつ

大事件に発展しそうな切迫した危険な事態に直面していること。
15.
一進一退

いっしんいったい

進んだり退いたりすること。また、状況、事情がよくなったり悪くなったりすること。
16.
一心不乱

いっしんふらん

心を一つのことに向け、他のことに心を乱さないこと。
17.
永久不変

えいきゅうふへん

長く久しくいつまでも変わらないこと。
18.
円満解決

えんまんかいけつ

不満や不十分なところがなく、物事がうまく解決すること。
19.
開口一番

かいこういちばん

口を開けると同時に言うこと。口を開くやいなや。
20.
外交辞令

がいこうじれい

交渉をなごやかに進めるための外交上の応対話。口先だけのお世辞、社交辞令。
21.
花鳥風月

かちょうふうげつ

自然の美しい景色。風流。
22.
希少価値

きしょうかち

非常にまれな価値のあるもの。
23.
共存共栄

きょうぞんきょうえい

二つ以上のものが共に生き、共に栄えること。
24.
空前絶後

くうぜんぜつご

過去にも将来にもないような珍しいこと。
25.
群集心理

ぐんしゅうしんり

多くの人々の言動に同調する心の状態。
26.
効果覿面

こうかてきめん

効き目がその場ですぐにあらわれること。
27.
公私混同

こうしこんどう

公の立場と私の立場をごっちゃにすること。
28.
公明正大

こうめいせいだい

意志・言行が私心なく公平公正で、堂々としていること。
29.
五臓六腑

ごぞうろっぷ

からだ全体。腹の中。心の中。
30.
小春日和

こはるびより

初冬のころの、春のように暖かい日和。
31.
言語道断

ごんごどうだん

あまりのひどさ、悪さに言葉も出ないほどであること。もってのほかのこと。「言語同断」は誤り。
32.
三寒四温

さんかんしおん

寒い日が三日、暖かい日が四日というように交互に繰り返されて春になること。
33.
三位一体

さんみいったい

三つのものが一つに結びつくこと。
34.
自画自賛

じがじさん

自分で自分のことをほめること。てまえみそ。
35.
時期尚早

じきしょうそう

実行のためには時期がまだ早すぎること。
36.
事実無根

じじつむこん

根も葉もない、全くでたらめなこと。
37.
質疑応答

しつぎおうとう

問いや話しかけにその場で答えること。
38.
質実剛健

しつじつごうけん

まじめで地味で、強くしっかりしたさま。
39.
自暴自棄

じぼうじき

もうどうなってもいい、と捨て鉢になること。やけくそになること。
40.
杓子定規

しゃくしじょうぎ

一つの基準ですべての事を決めようとすること。応用や融通のきかないやり方や態度。「杓子」は「しゃもじ」のこと。
41.
遮二無二

しゃにむに

前後の見さかいなく強引に物事を進めること。がむしゃらに。
42.
十年一日

じゅうねんいちじつ

十年があたかも一日のように、変化、進歩のないこと。
43.
自由奔放

じゆうほんぽう

思いのままに気兼(きが)ねなくふるまうこと。
44.
取捨選択

しゅしゃせんたく

必要なものを取り、不必要なものを捨てること。
45.
趣味嗜好

しゅみしこう

個人的な好み、楽しみ、たしなみなどのこと。
46.
純真無垢

じゅんしんむく

心にけがれや邪念のまったくないこと。
47.
順風満帆

じゅんぷうまんぱん

物事が順調にスムーズに進むこと。
48.
笑止千万

しょうしせんばん

ひどくこっけいなこと。ばかばかしくて笑いが止まらないこと。
49.
支離滅裂

しりめつれつ

ちりぢりばらばらで筋道の立たないさま。めちゃめちゃ。「支離」は「ばらばら」、「滅裂」は「きれぎれ」の意。
50.
陣頭指揮

じんとうしき

上の者が先頭に立って指図を与えること。
51.
誠心誠意

せいしんせいい

うそのない純真で誠実なまごころ。
52.
千載一遇

せんざいいちぐう

またとないチャンス、滅多にない好機。「千載」は「千年」、「隅」は「会う」の意。
53.
千差万別

せんさばんべつ

種類もさまざまで、それぞれに差があること。
54.
全身全霊

ぜんしんぜんれい

もてる体力と精神力のすべて。
55.
全知全能

ぜんちぜんのう

完全無欠の知恵と能力。どんなことでもよく知り、よく行うことができること。
56.
前途多難

ぜんとたなん

先行きに多くの災難や困難が待ち受けていること。
57.
前途有望

ぜんとゆうぼう

将来成功する可能性を大いに秘めているさま。
58.
前途洋々

ぜんとようよう

将来の展望が開け、明るい希望がもてること。
59.
即断即決

そくだんそっけつ

すぐに判断し、その場で決めること。
60.
大器晩成

たいきばんせい

大人物は才能が現れるのは遅いが、晩年になって大成する。
61.
大義名分

たいぎめいぶん

守るべき行為の基準、理由づけ。
62.
大胆不敵

だいたんふてき

度胸がすわっていて敵を全く恐れないこと。
63.
大同小異

だいどうしょうい

大体は同じで細かい部分が少し異なること。似たり寄ったりで大差がないこと。
64.
多種多様

たしゅたよう

種類が多いこと。いろいろ。さまざま。
65.
他力本願

たりきほんがん

他人まかせ。自分で努力をしないで他人の力を当てにすること。
66.
男尊女卑

だんそんじょひ

男は偉くて女は卑しいという考え方や態度。
67.
単刀直入

たんとうちょくにゅう

前置きなしに、いきなり話の本題に入ること。「一振りの太刀で、ずばっと切り込むこと」がもとの意味。
68.
猪突猛進

ちょとつもうしん

猪のように非常な勢いで突進すること。
69.
津々浦々

つつうらうら

国中のあらゆる港や海岸。全国各地いたるところ。
70.
適材適所

てきざいてきしょ

人を、その才能や実力にふさわしい地位や任務につけること。
71.
徹底抗戦

てっていこうせん

相手にとことん手向かって戦うこと。
72.
天涯孤独

てんがいこどく

身寄りがこの世にひとりもいないこと。
73.
天下太平

てんかたいへい

世間に争いごとがなく平和でよく治まっていること。
74.
独断専行

どくだんせんこう

自分だけの判断で勝手に行動すること。
75.
難攻不落

なんこうふらく

城や砦が攻めても容易に陥落しないこと。
76.
南蛮渡来

なんばんとらい

昔、ポルトガル人やスペイン人などが、東南アジアを経由して海を渡って日本にやって来て、さまざまなものをもたらしたこと。また、彼らがもたらした異国風の珍しい品物や文化。
77.
波及効果

はきゅうこうか

次第に影響が及び効き目が出ること。
78.
八面六臂

はちめんろっぴ

一人で何人分もの働きをすること。
79.
半死半生

はんしはんしょう

死ぬか生きるかのさかいめの状態。
80.
半信半疑

はんしんはんぎ

なかば信じ、なかば疑うこと。信じきれない状態。
81.
反面教師

はんめんきょうし

反対側、他の面からの教訓をくれる人。
82.
被害妄想

ひがいもうそう

危害が加えられそうな不安と恐怖の症状。
83.
不言実行

ふげんじっこう

ことばに表さず、だまって実行すること。
84.
無事息災

ぶじそくさい

事故や病気などの心配事がなく、平穏に暮らしていること。
85.
変幻自在

へんげんじざい

自由に姿を変え、思いのままに変化すること。
86.
本末転倒

ほんまつてんとう

大事なことと些細なことが反対になること。「本」は「もと」、「末」は「すえ」で、根本と枝葉のこと。
87.
無芸大食

むげいたいしょく

人並み以上に食べるくせに芸も才能もないこと。
88.
無二無三

むにむさん

わき目もふらず、ひたすらなこと。
89.
門外不出

もんがいふしゅつ

秘蔵品を大切に保管し、他の人に見せたり貸したりしないこと。
90.
唯一無二

ゆいいつむに

それ一つだけで他に二つとないこと。
91.
有害無益

ゆうがいむえき

害があって、利益はないこと。
92.
有形無形

ゆうけいむけい

形のあるものと形のないもの。
93.
勇猛果敢

ゆうもうかかん

勇気があり決断力に富むこと。
94.
悠々自適

ゆうゆうじてき

俗世間のわずらわしさから離れ、ゆっくりと自分の思うままに生きること。
95.
臨機応変

りんきおうへん

その場の変化や状況に応じて適切に対処すること。
96.
起死回生

きしかいせい

死にかかった病人を生き返らせること。滅亡・崩壊しかけているものをよい状態に戻すこと。
97.
美人薄命

びじんはくめい

美しい女性は幸薄く短命であること。
98.
汚名返上

おめいへんじょう

悪い評判や失敗を返上すること。
99.
奇々怪々

ききかいかい

珍しくて不思議で怪しいこと。
100.
興味津々

きょうみしんしん

非常に興味深く感じられること。「津々」はたえず湧き出るさまをいう。 



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