四字熟語 Level5 50語







1.
阿鼻叫喚

あびきょうかん

惨事にあった人々が地獄のような苦しみで泣き叫ぶこと。
2.
一言居士

いちげんこじ

何事にも自分の意見をひとこと言わないと気のすまない人。
3.
一粒万倍

いちりゅうまんばい

わずかな資本から非常に大きな利益を生むこと。
4.
一殺多生

いっせつたしょう

一人を犠牲にすることによってたくさんの人を助ける。「いっさつたしょう」ともいう。
5.
一知半解

いっちはんかい

生かじりで知識が十分自分のものとなっていないこと。
6.
有頂天外

うちょうてんがい

有頂天を極め、さらにその上の状態。
7.
雲散霧消

うんさんむしょう

(雲が散り霧が消えるように)跡形もなく消えてしまうこと。
8.
雲泥万里

うんでいばんり

天と地が遠く隔たっているように、二つのものの差が大きいこと。極端に違うもののたとえ。
9.
岡目八目

おかめはちもく

他人の打つ碁をわきで見ていると、対局者よりよくわかり、八目先まで見通すことができる。はたで見ていると、物事の真相などがはっきりわかること。「傍目八目」とも書く。
10.
温厚篤実

おんこうとくじつ

おだやかで誠実で人情のある人柄のこと。
11.
各人各様

かくじんかくよう

一人一人それぞれちがいがあること。
12.
臥薪嘗胆

がしんしょうたん

かたきを討とうとして苦労すること。目的達成のために苦労と努力を重ねること。
13.
活殺自在

かっさつじざい

生かすも殺すも思いのまま。意のままに人を動かすこと。
14.
閑話休題

かんわきゅうだい

無駄話はさておいて、本筋に戻って。
15.
鬼面仏心

きめんぶっしん

怖そうな外見にもかかわらず、優しい仏のような心を持っていること。
16.
旧態依然

きゅうたいいぜん

昔の状態がそのまま続き、少しも進歩のないこと。
17.
鏡花水月

きょうかすいげつ

見えるだけで手に取ることができず、感じ取ったり悟ったりして把握するもののたとえ。
18.
虚々実々

きょきょじつじつ

互いに策略を尽くし、相手のすきをねらいながら必死で戦うさま。互いの腹の中を探り合うという意味もある。
19.
曲学阿世

きょくがくあせい

主義主張を捨て、権力者や世間に迎合すること。「曲学」は「正しくない学問」、「阿」は「おもねる(相手の機嫌をとろうとする)」の意。
20.
空中楼閣

くうちゅうろうかく

空中に楼閣を築くような、絵空事で根拠のない話や計画。
21.
広範多岐

こうはんたき

範囲が広く多方面にわたること。
22.
紅毛碧眼

こうもうへきがん

赤い毛髪で青い目の人、広く西洋人をさす。
23.
国士無双

こくしむそう

国内で二人といない立派ですぐれた人物。
24.
刻苦勉励

こっくべんれい

非常に苦労して、努力し励むこと。
25.
鼓舞激励

こぶげきれい

人を励まし元気を出させること。
26.
才気煥発

さいきかんぱつ

才能が抜群で外に光り輝いて目立つこと。
27.
獅子身中

しししんちゅう

味方でありながら害をなす、身内の敵。
28.
自縄自縛

じじょうじばく

自らの言動が自分を縛って自由を失うこと。「自分の縄で自分を縛る」の意。
29.
失意泰然

しついたいぜん

悪い局面で失敗や挫折があってもゆったりと落ち着いていなければならない。
30.
深山幽谷

しんざんゆうこく

奥深い山と奥深い谷、すなわち大自然の奥深いところ。
31.
生殺与奪

せいさつよだつ

生かすも殺すも、与えるも奪うも自分の思うままになること。
32.
是々非々

ぜぜひひ

良いこと、悪いことをその場に応じて判断すること。
33.
浅学非才

せんがくひさい

学問や見識が浅く、才能が乏しいこと。
34.
漱石枕流

そうせきちんりゅう

自分の言ったことの誤りを指摘されても直そうとしないこと。また、負け惜しみをしてひどいこじつけをするような偏屈な態度。夏目漱石のペンネームはここからきている。
35.
則天去私

そくてんきょし

私情や自分本位の考えを捨て、天のおぼしめしに従って素直に生きること。
36.
粗酒粗肴

そしゅそこう

粗末な酒と食事、招待客への謙遜語。
37.
大喝一声

たいかついっせい

大きな声でどなりつけること。
38.
泰山北斗

たいざんほくと

その道で最も仰ぎ尊ばれる人。「泰山」は中国の名山、「北斗」は北斗七星。
39.
泰然自若

たいぜんじじゃく

何があってもあわてず騒がず、ゆったりとして動じないこと。
40.
魑魅魍魎

ちみもうりょう

山野に棲むさまざまな妖怪たちの総称。
41.
九十九折

つづらおり

ツヅラのつるのように、山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。
42.
読書三到

どくしょさんとう

読書に大切だとされる三つの心得。目でよく見、声に出して読み、心を集中して読む。
43.
読書三余

どくしょさんよ

勉強や読書に適した三つの余暇のこと。冬と夜と雨。
44.
徒手空拳

としゅくうけん

自分以外に頼るものがないさま。
45.
不倶戴天

ふぐたいてん

深い恨みや怒りで共存できないこと。
46.
焚書坑儒

ふんしょこうじゅ

書物を焼き捨てたり儒者を穴に埋めたりするように、言論や学問思想を弾圧すること。
47.
面従腹背

めんじゅうふくはい

表面では服従するように見せかけ、内心では背いていること。
48.
孟母三遷

もうぼさんせん

孟子の母は、孟子の教育のために良い環境を求めて、住居を三回移し替えたという教え。
49.
勇往邁進

ゆうおうまいしん

目標に向かって勇ましく前進すること。
50.
落花狼藉

らっかろうぜき

ものが散らかっているようす。 



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