解説

中学2年 1章 式の計算

1.単項式と多項式


【1】項と係数
例えば、3−5+7という式は
+(−5y)+7
と表すことができます。
このとき、+で結ばれているひとつひとつをといいます。
上の式だと3、−5、7が項です。
項は数だけ文字だけ数と文字の積になっているものがあります。

文字をふくむ項の数の部分をその項の係数といいます。

 〔例〕
−4+2
という式の項と係数は次のようになります。
項… 6,−4,2
係数… 6の係数は6、−4の係数は4となります。

【2】単項式たんこうしき多項式たこうしき
1つの項だけでできている式を単項式といい、2つ以上の項からできている式を多項式といいます。

 〔例〕
単項式… 2a, 4  3   2  , 3 など
多項式… 3a−2, +6+9, 3−6+3 など

【3】次数
単項式の次数
単項式で、かけ合わされている文字の個数を、その式の次数といいます。

 〔例〕
3abの次数は3××でaが1個、bが1個かけ合わされているので次数は2となります。

yの次数は5×××が2個、yが1個かけ合わされているので次数は3となります。

多項式の次数
多項式の場合、含まれている各項の次数のうち最も高い次数を、その式の次数といいます。

 〔例〕
9a+2の次数は9××なので次数は2となります。

−3+4の次数は文字が含まれる2と−3を比較し、文字数が多い2の文字数を数えます。2×××なので次数は3となります。

単項式も多項式もその次数により1次式、2次式、3次式、…といいます。
例えば2aは1次式、4abは2次式、6abは3次式です。

【4】同類項
たとえば5+2という式は、2つの項の文字が同じなので
+2=7
とまとめることができます。
このようにひとつの式で文字の部分が同じものを同類項といいます。
同類項は分配法則のa+b=(a+b)を利用してまとめることができます。

   





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