解説

中学2年 1章 式の計算

2.文字式の利用


【1】いろいろな数
いろいろな数を文字を使って表します。(nは整数とします)
例えば、
・偶数、奇数…偶数は2n、奇数は2n+1(または2n−1)
・連続する数…連続する2つの数はn,n+1で表します。
       連続する3つの数はn−1,n,n+1で表します。
・倍数…2の倍数は2n,3の倍数は3n,4の倍数は4n,…
・2けたの数…十の位の数が、一の位の数がの自然数は10
・3けたの数…百の位の数が、十の位の数が、一の位の数が
 自然数は100+10

 〔例〕
千の位の数がa、百の位の数がb、十の位の数がc、一の位の数がdである4けたの自然数を文字式で表しましょう。

 (解答)100a+100b+10c+d

【2】文字式の利用
ことがらを文字の式で表し、式の計算を利用します。
規則性に着目して、事柄を式で表します。

 〔例〕
連続する5つの整数の和が5の倍数であることを、文字を用いて説明しましょう。

 (解答)
 連続する5つの整数は、整数nを用いて
 n−2,n−1,n,n+1,n+2 と表せます。
 これら5つの数の和は
 (n−2)+(n−1)+n+(n+1)+(n+2)=5n
 nは整数なので、5nは5の倍数である。


   





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