四字熟語 Level3 100語







1.
広大無辺

こうだいむへん

広く果てしないこと。
2.
常套手段

じょうとうしゅだん

いつも決まって使われる手段。ありふれた手段。
3.
人跡未踏

じんせきみとう

まだ人が足を踏み入れたことがないこと。
4.
良妻賢母

りょうさいけんぼ

夫にとっては良い妻であり、子供にとっては賢い母親である人。
5.
一期一会

いちごいちえ

生涯で一度の出会い、一回限りの人との出会い。茶道で、どの茶の会でも一生にただ一度のことだと思って、つねにまことを尽くせという教え。
6.
悪口雑言

あっこうぞうごん

人の悪口をあれやこれやと並び立てて罵ること。
7.
暗中模索

あんちゅうもさく

手がかりがないままに、いろいろ探し求めること。
8.
意思疎通

いしそつう

お互いの考えがよどみなくよく通じること。
9.
医食同源

いしょくどうげん

病気予防も食事も、その本質は同じだということ。
10.
以心伝心

いしんでんしん

言葉に出さなくとも自然に気持ちが相手に通じること。「心を以って心に伝う」と訓読する。
11.
一汁一菜

いちじゅういっさい

簡素な食事。
12.
一念発起

いちねんほっき

あることを成し遂げようと決心すること。
13.
一望千里

いちぼうせんり

ひと目で千里も見渡せるほどけしきが広々としているようす。
14.
一蓮托生

いちれんたくしょう

行動や運命を共にすること。
15.
一騎当千

いっきとうせん

一人で千人の敵に勝てるほど強い実力者。
16.
一挙一動

いっきょいちどう

一つ一つの動作・ふるまいのこと。
17.
一極集中

いっきょくしゅうちゅう

機能や権限が一カ所に集まってしまうこと。
18.
意味深長

いみしんちょう

言外に含みのある別の意味が隠されていること。「意味深重」は誤り。これを縮めて「イミシン」と俗にいう。
19.
因果応報

いんがおうほう

幸も不幸も過去における善悪の結果だということ。
20.
右往左往

うおうさおう

あわてふためいて右へ左へ行ったりきたりすること。
21.
依怙贔屓

えこひいき

お気に入り、特定の者だけに肩入れすること。
22.
快刀乱麻

かいとうらんま

よく切れる刀でもつれた麻の糸を切ること。こみいった物事をてきぱきと処理することのたとえ。
23.
我田引水

がでんいんすい

自分の都合のよいように強引に事を進めたり話をこじつけたりすること。「我(わ)が田に水を引く」と訓読する。
24.
画竜点睛

がりょうてんせい

最後の詰めをうまくやって仕上げること。最後の仕上げ。「絵に画いた竜に目を入れたら、本物の竜になって飛び立った」という中国の故事から。
25.
夏炉冬扇

かろとうせん

夏の火鉢と冬の扇で、季節はずれで役に立たないもの。
26.
勧善懲悪

かんぜんちょうあく

善行をすすめ、悪行をこらしめること。「善を勧め悪を懲らす」と訓読する。
27.
機会均等

きかいきんとう

すべての人に平等な権利や活動の場をあたえること。
28.
危急存亡

ききゅうそんぼう

生き残るか滅びるかの危険が差し迫っていること。
29.
喜色満面

きしょくまんめん

顔じゅうが喜びに満ちあふれているようす。
30.
疑心暗鬼

ぎしんあんき

「疑心暗鬼を生ず」が縮まってできた四字熟語。疑いの心を持つと、実際ありもしない鬼の姿が見えるように何でも恐ろしく見えてくること。
31.
既成概念

きせいがいねん

すでに認められ広く通用している意味合いや考え方。
32.
既成事実

きせいじじつ

すでにできあがっている周知の事実。
33.
奇想天外

きそうてんがい

思いもよらないような変わったこと。
34.
帰属意識

きぞくいしき

特定のところに所属して落ち着く気持ち。
35.
牛飲馬食

ぎゅういんばしょく

牛や馬のようにやたらにたくさん飲み食いすること。
36.
急転直下

きゅうてんちょっか

状況が急に変わって、解決、決定すること。
37.
強迫観念

きょうはくかんねん

無理矢理、または強く迫られる思い。
38.
器用貧乏

きようびんぼう

器用であるがために他人に利用されたり、かえって一つのことに集中できずに損ばかりしていること。
39.
興味索然

きょうみさくぜん

興味が失われていくさま。物足りなくて面白みがない。
40.
勤皇攘夷

きんのうじょうい

天皇を尊び、外国人を排斥すること。「勤皇」は「勤王」とも書く。「尊皇攘夷」ともいう。
41.
空理空論

くうりくうろん

現実の役に立たない理論や理屈。
42.
群雄割拠

ぐんゆうかっきょ

多くの実力者たちが対抗して争うさま。
43.
月下氷人

げっかひょうじん

男女の縁を取り持つ人。仲人(なこうど)。
44.
言行一致

げんこういっち

言葉と行動が一致すること。
45.
口頭試問

こうとうしもん

その場で口頭で答えを述べる試験。
46.
公平無私

こうへいむし

自分の利益にとらわれずに、全員を平等に扱って物事を行うこと。
47.
孤軍奮闘

こぐんふんとう

援軍もなく孤立して敵と必死に戦うこと。
48.
古今無双

ここんむそう

昔から今まで、並び比べるもののないこと。
49.
虎視眈々

こしたんたん

相手の隙につけこもうと機会をねらうさま。
50.
孤立無援

こりつむえん

ひとりぼっちで誰の助けも得られないこと。
51.
五里霧中

ごりむちゅう

あたりが深い霧の中で手がかりが皆無のさま。「五里夢中」は誤り。
52.
自己啓発

じこけいはつ

自分自身を開発し向上させていくこと。
53.
時代錯誤

じだいさくご

時代おくれ。別の時代のことやものと混同すること。
54.
叱咤激励

しったげきれい

大声で叱りつつ励ますこと。
55.
自由闊達

じゆうかったつ

束縛(そくばく)されず、のびのび思い通りにやること。
56.
首尾一貫

しゅびいっかん

始めから終わりまで同じやり方、考え方で通すこと。
57.
盛者必衰

じょうしゃひっすい

勢い盛んな者もいつか衰えて滅びる。
58.
初志貫徹

しょしかんてつ

最初の決意を最後までやり遂げること。
59.
思慮分別

しりょぶんべつ

注意深く考えて事のよしあしを判断すること。
60.
針小棒大

しんしょうぼうだい

ささいなことを大げさに言うこと。
61.
千客万来

せんきゃくばんらい

非常に多くの客がかわるがわるやってくること。
62.
千変万化

せんぺんばんか

物事がいろいろ、さまざまに変化すること。
63.
大願成就

たいがんじょうじゅ

大きな願いがかなえられること。
64.
大同団結

だいどうだんけつ

少しのちがいはあるが、大筋でまとまること。
65.
徹頭徹尾

てっとうてつび

最初から最後まで。どうしても。
66.
電光石火

でんこうせっか

いなずまや火打石の火のひらめきのように、行動などが非常に素早いようす。
67.
天真爛漫

てんしんらんまん

自然のままで明るく無邪気なさま。
68.
天地無用

てんちむよう

荷物で、上下を逆にするなという、注意を表す言葉。
69.
東奔西走

とうほんせいそう

東に西に忙しく駆けずりまわること。
70.
内政干渉

ないせいかんしょう

他国の政治、外交に口だしをすること。
71.
博学多才

はくがくたさい

広く学問に通じ、才能が豊かなこと。
72.
馬耳東風

ばじとうふう

いくら注意しても何の効き目もないこと。「馬の耳に念仏」と同じ。
73.
波瀾万丈

はらんばんじょう

人生の浮き沈みの激しさを形容する語。
74.
罵詈雑言

ばりぞうごん

口汚く相手をののしり、悪口をいうこと。
75.
百鬼夜行

ひゃっきやこう

いろいろな妖怪・悪人が闇の中ににうごめくこと。
76.
風光明媚

ふうこうめいび

景色がきれいで美しいこと。
77.
不撓不屈

ふとうふくつ

困難に挫けず、苦難に屈せずがんばること。
78.
不偏不党

ふへんふとう

一方に偏らず公平中立の立場をとること。
79.
平身低頭

へいしんていとう

頭を低くして、恐れ入ること。
80.
傍若無人

ぼうじゃくぶじん

人前をはばからずに、何の遠慮もなくわがまま勝手にふるまうこと。
81.
茫然自失

ぼうぜんじしつ

あっけにとられて我を失うこと。
82.
満身創痍

まんしんそうい

全身が傷だらけ。精神的にお手上げの状態。
83.
未来永劫

みらいえいごう

未来にわたって永久に果てしないこと。
84.
無病息災

むびょうそくさい

病気もしないで健康で暮らすこと。
85.
無味乾燥

むみかんそう

つまらない内容で味も素っ気もないこと。
86.
面目躍如

めんぼくやくじょ

評判通りの活躍(かつやく)、評価にふさわしい様子。
87.
面目一新

めんもくいっしん

世間の評判が良くなるように、外見や内容を変化させる。改善されること。また、外見や内容を、全く新しく変えること。
88.
門戸開放

もんこかいほう

出入りや任官の制限をやめること。国の海港や市場を、外国の経済活動のために開放すること。
89.
唯我独尊

ゆいがどくそん

自分がいちばん偉いとうぬぼれること。ひとりよがり。
90.
優勝劣敗

ゆうしょうれっぱい

勝っている者が勝ち、劣る者は負けること。
91.
有名無実

ゆうめいむじつ

名前だけで実質が伴わないこと。評判と実際とが違っていること。
92.
羊頭狗肉

ようとうくにく

ひつじの頭を看板に出して犬の肉を売るという意で、表面だけりっぱに見せて実質が伴わないこと。
93.
余裕綽々

よゆうしゃくしゃく

ゆったりと落ち着いていて、ゆとりのあるようす。
94.
立身出世

りっしんしゅっせ

社会的に認められて名をあげること。出世して有名になること。
95.
竜頭蛇尾

りゅうとうだび

始めは勢いがいいが最後は尻すぼみに終わること。
96.
理路整然

りろせいぜん

論理の筋道がよく通り、整っていること。
97.
一分一厘

いちぶいちりん

ほんのわずか。
98.
一得一失

いっとくいっしつ

一つの利益があると同時に、一つの損失があること。
99.
切磋琢磨

せっさたくま

友人などと互いに励まし合って学問や技芸の向上に努めること。
100.
戦々恐々

せんせんきょうきょう

恐れてびくびくしていること。 



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